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FSX 北アルプス縦断 遊覧飛行  Oct. 2010

   モニターさせていただいているochiさんの北アルプスフォトを、いよいよ北から縦断飛行することにした。
 本来なら富山空港出発を選択するところだろうが、今回は地元の福井空港(RJNF)を出発地点に選んだ。1時間余りの白山+北アルプス遊覧飛行にしようという訳である。

 天候は晴れに設定。絶対に天候急変は無いと分かっているFS飛行なので、目的空港も決めずVORやNDBの周波数もチェックせず、大まかな飛行経路だけ決めて何の準備もなしにRJNFを離陸した。
 機体は馬力のあるMoony。ちょっと遠距離になるとやっぱりこの機体だ。

 予定経路は、福井−−白山南麓−−御母衣ダム上空−−高山−−富山平野東部−−黒部川河口−−黒部ダム−−穂高−−乗鞍−−御岳、と飛んでから、松本空港に戻るか、岐阜か名古屋空港に降りようというものである。

 
左のショットは、御母衣ダムを過ぎて東進し、高山市上空で北東に針路をとって、神岡上空に来たところである。高度1万ft。
 遠方には、これから縦断しようとする
北アルプスの稜線が見えている。劔、立山方面には雲が少々。この稜線上を北から南に飛行するのだ。バーチャルとはいえ、美しいフォトシーナリーの上を飛ぶのはワクワクする。
 と、意気揚々と飛んではいたのだが、現実の時刻は深夜で、富山湾上空まで来たころには猛烈な眠気。機体を黒部川河口に向け直したところで、フライト保存。残りは別日となった次第。
 
 眠気の為、別日送りとなった北アルプス縦断。いよいよ今日は黒部川河口から南に針路をとり、一気に御岳までを目指す。 
 3000m級の山々が控えているため高度は1万ftを維持する。本当はもう少し低く飛んだ方が山々の威容が感じられるのだが、遠くの景色も確かめたいので、やはり1万ft以上にする。
 この高度だとV字谷の黒部川も意外に優しい谷に見える。それでも黒部ダムが見えてくるあたりになると、谷の急峻さが感じられてくる。
 ダム周囲の劔、立山、鹿島槍、五竜など、馴染みの山々がまるで本物のフライト並みのリアルさで眼下に広がっている。
 やはり山岳フォトシーナリーはすごいリアリティがある。

 黒部ダムの遙か向こうには、これから向かう乗鞍らしき山容も見えはじめている。

 高度11000ft。140kts。

 自作の黒部ダム。5月〜9月の日中なら放水のEffectが見られるが、如何せん10月3日設定のフライトなので、観光放水も終わった静かなダムである。
 
 
 黒部ダムを過ぎるころ、北方向を振り返る。
 日本海が左後方にうっすらと見える。後方に横たわる山々は毛勝山のあたりだが、この辺は実際には登っていないので、ちょっと地理不案内である。

 しかしそれにしても、景色の霞み具合などFSXの風景描画はなかなかのものである。 
 FSを知らない人なら、おそらく実写の風景と思うのではなかろうか。
 
 黒部、薬師辺りを飛んでいる。目前にはもう"銀座”が見えてきた。この辺りも行ったことはないが、いつか必ず歩いてみたい、山歩きのメッカだ。雲の平も機体の直下あたりではなかろうか。1週間ほどの休みがあれば、訪ねてみたい雲の平。

 中央左に槍ヶ岳から穂高への嶺々。20代に縦走した思い出がありありと蘇る。
 中央遠方に乗鞍、中央右に笠ヶ岳が見えている。 美しい。

 針路198。11000ft。140kts。
 
 キレットから北穂高、奥穂高、前穂高、西穂高。
 稜線の延長には焼岳も見え、その向こうには乗鞍が大きく見えだしている。

 38mメッシュのせいか、さすがにキレットの馬の背状はシャープさに欠けるが、それでもここが壮絶な難所であることは感じ取れる。
 あの時よくこんなところ、歩いて(またがって)渡ったものだ。
 
 
 
 北アルプス縦断も終盤。乗鞍岳東麓にさしかかるところ。
 乗鞍は空から見ても山容が大きくて雄大だ。この山麓では学生時代に1週間ほど合宿したこともあったし、2度ほどキャンプに来たこともあった。その場所はこの辺かな、などと外部視点で場所を探すが、さすがに見つからない。
 乗鞍の南には御岳がくっきりと見え始め、徐々に近づいてくる。 
 ここは白骨温泉上空あたりだろうか?

 N36-10.32 E137-37.90 、11700ft 、142kts 、針路197

 御岳の東を飛行してから南西に針路をとり、岐阜か名古屋に着陸しようと決心。残り燃料34%。

 
 上の地点より13分後。飛行ルートを振り返った視点。御岳の東を通り抜け、もうすっかり北アルプスの領域からは抜け出ている。山並みもずいぶんと穏やかな感じに変化している。
 岐阜に降りることにして、高度も下げ始めたところである。

 高度6600ft 、 針路224 、 142kts
 
 もうあと少し飛行したらフォトシーナリーのカバー範囲を外れる、中津川の北方にやってきた。 前方遙かには伊勢湾も見え、その向こうにはかすかに鈴鹿方面の山も見えているのである。
 岐阜基地に向けて、方位を確かめ、現在の降下率でよいかどうかを簡単にチェック。
 (高度×3)マイルから降下開始。 
    高度4000ftなら12マイル。
 (速度/2)の降下率で降下。
    120ktsなら毎分600ftで降下。
と概算するのだが、いつも早めに降下してしまう癖があるので、今日は焦らずゆっくりと操作。

 計器をしっかりと見つめて、外の景色を眺めて、と、バーチャルとはいえ結構忙しくなる。着陸の10分ほど前からは、景色など眺める余裕がないのが普通。本来なら外部視点などもっての外なのだが。

  高度6550ft 、針路224、 141kts
 
 
 中津川東方上空。
 左に恵那山(たぶん)。山麓の果樹園?の様子など、中央高速道路を走って見たときの記憶が蘇る。 
 この辺りは以前よく出かけたところだ。馬籠を通って飯田でリンゴ狩り、などなど。最近はとんと行かなくなっている。やっぱり遠いんだなぁ。車だと4時間ぐらいかかってしまうのだ。しかし空なら、なんと1時間以内。当たり前か....

 高度4400ft 、針路209、 141kts

 
 
 岐阜市北西上空。各務ヶ原の北側の山列が見える。あの向こう側に岐阜基地がある。
 FSで何度も降りているし、実際の現地には仕事も含め何度も行っているので、滑走路を発見できないという心配は無い、が、ちょっとだけGPSを表示して、位置を確認。
 OK、合っている。このまま飛行し、飛行場東側に出て、西に旋回すればよい。

 フォトシーナリーの範囲からは完全にはずれ、デフォルトの秋のシーナリーだ。Autogenがいっぱい出てくるせいかフレームレートは10ほど落ちている。これ以上落ちると、ちょっとキツイ。3画面マルチディスプレイなので、すこし月日の経ったPCには負担が重いのである。

 中央右寄りに伊吹山もうっすらと見える。中央左寄りの養老の山並みもここまで来ると、かなりはっきりとしてくる。

 高度4500ft、 針路241、 113kts
 燃料残り30%。
  
 
 岐阜基地、ファイナルアプローチ中。
 今回は慎重に計算しながら高度を下げたので、滑走路手前でドタバタとエンジン出力を上げ下げせずに済んだ。御岳を回ったあたりから、ずっとスムーズに降下できて、いい気分。

 滑走路延長線上には伊吹山がくっきり。右斜め前方には金華山。木曽川もくっきり。
 しかし、それにしてもこのままでは岐阜基地は寂しい。FSX用の岐阜基地が欲しい。 
 FSX専用の岐阜フォトシーナリーも欲しい。

 FS工務店でシーナリー作り、オブジェ作りも楽しいが、きれいな景色をゆっくりとフライトするのも、やはり何と言ってもいいものだ。そもそもFSはこの為にあるのだから、私にとって。
 

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