葬儀の時お香典と引換えに頂く「即日返し」なるものに何故疑問を抱かないのだろうか?それは葬儀社様が勧めるからでしょうか?当地での慣習がそうであるからでしょうか?即日返しは手間が省けるからでしょうか?人生、人様とのお付合いが基本であり、真心と真心のやり取りで良い人間関係も築けます。特に葬儀には今迄お世話になった方達や、現在疎遠になってはいるがお付合いのあった人達も大勢ご参列頂けます。そのような人達が帳場でお香典と引換えに紙切れをもらい、更に商品引換所で商品と交換される姿を思い浮かべた時、私は心が痛みます。普段のお付合いが充分出来ない大勢の人達から、真心を頂いているのに、私は手間を省く「即日返し」を選択しているのではないか・・・と。先般ラジオからこんな声が聞こえていました。葬儀のお話をされていた中で、ご弔問される方は貴重なお時間と労力を使いお香典を持って他ならぬ遺族の為にご会葬されますが、あの時に頂く「即日返し」は頂けません。何故ならば真心が返ってこないからです・・・。そこで皆様にお願いがあります。葬儀といえども「人様とのお付合いが基本」との認識の上に立って葬儀のことを考えて頂ければと思います。勿論当事者の方が極端に落ち込んでいるときにそのような事は考えれません。そこで周りの人の役割が大切になってきます。今迄は喪主の方が少しでも楽になるように・・と、即日返しを業者の勧めるまま同意されていたのではないでしょうか?しかし、結局は楽にはなりません。例えば、後返しをされた方はお香典を頂いた人に町で会ってもお礼の挨拶が出来ますが、即日返しをされた方は「お礼の挨拶」が出来ません。その差は、後返しをする為御香典帳をしっかりと見れば頭に入りますが、即日返しはお返しが済んでいるため香典帳を見ても頭にはしっかりと入ってきません。そして非常に大切なことがまだあります。それは会社関係とか普段お付合いのある人は問題ないのですが、それ以外にたくさんの人達にご会葬頂き、お香典も頂かれます。その人達は、間違いなく故人、ご遺族に顔が向いている、ということです。その方達には永久に真心のおかえしが出来ないような気がするのですが・・。葬儀社は葬儀を取り仕切るプロ集団です。しかし見えてないこともあります。葬儀といえども、くどいようですが「人様とのお付合いが」基本の上に成り立っています。でなければ密葬されれば良いと思います。少なからず人様を巻き込むのです。真心は付いて回ります。
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